The previous night of the world revolution3〜L.D.〜

sideルリシヤ

─────…やはり、駄目だった。

ルレイア・ティシェリーを襲撃し、無理矢理『青薔薇連合会』の幹部にまでなった。

そうまでしたというのに。

「…もう、限界だ」

俺の力だけでは、もう止めようがない。

…止められなかった。

そのことが、悔やまれて仕方ない。

俺が間違っていたのだろうか。

いつだって俺は…俺は、彼らの為を思っていたのに。

いや…もしかしたら。

彼らの為を思っていた…それこそが、そもそもの過ちだったのかもしれない。

…お願いだ。グリーシュ。

「頼むから…来ないでくれ」

もし来てしまったら、俺は、お前を…。






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