The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
sideルルシー
─────…クランチェスカ夫妻がいちゃいちゃと花火デートをしていた、その頃。
俺達幹部組は。
「んん~、ルルシ~」
「んん~、ルレイア~」
「ちょっと、アリューシャしっかりして」
「…ふぃ~…」
「どうしたんだ?ルルシー先輩。これ」
「…知らねぇよ…」
阿鼻叫喚であった。
何故こんなことになったかと言うと、人間がおかしくなる原因はアルコールと相場は決まっている。
とりあえず、アリューシャに飲ませた奴誰だ。
またふぃ~しか言わなくなってるじゃないか。
ルレイアは本当に酔っ払ってるのか、それとも酔っ払ってる振りをして俺にくっつこうとしてるのか知らないが、ルルシールルシー言いながらくっついてくるし。
シュノはシュノで酔っ払って、赤い顔してルレイアにくっついてるし。
アリューシャはアイズに介抱されているから良いとして。
ルリシヤは、多分この中で誰よりも飲んでるのにめちゃくちゃ元気だった。
どうなってんだよ、マジで。
こんなところで酒を飲むな。
「ほら、しっかりしろルレイア。もう帰るぞ」
花火大会ももう大詰め。
大会が終了すれば、帰宅する人々でごった返して、とてもじゃないが酔っ払いを引き摺って帰ることは出来ない。
人の流れが穏やかなうちに、酔っ払いを連れて帰ろう。
「帰る…?俺、ルルシーん家に帰ります。脱がせてくれても良いですよ…?」
「脱ぐな。着とけ。ほら、帰るぞ。ルリシヤ、お前はいつまでも飲むんじゃない。シュノを抱えてくれ」
「あぁ、悪い」
お前は何でそんなにザルなんだよ。誰より飲んでるだろ。
ルリシヤは、完全に酔い潰れているシュノに肩を貸してやっていた。
ルリシヤがザルで良かった。もしルリシヤまで酔っ払ってたら、ルレイアとルリシヤは置き去りにして帰ってるところだった。
さすがに女の子のシュノを置き去りには出来んからな。
「全くもう、困ったアリューシャだね」
「ふぃ~…」
で、アリューシャはアイズがおんぶしてくれたので。
よし、帰ろう。
「ルルシー…。帯、引っ張ってみます…?」
「黙れ」
お前、絶対酔っ払ってないだろ。
ぷんぷんフェロモン飛ばしやがって。帰ったら、即刻風呂入ろう。
俺はそう心に決めた。
「そういえば…ルルシー。オルタンス見ませんでしたねぇ」
ルレイアは、とろんとした顔でそんなことを言った。
俺じゃなかったら落ちてるぞ。この顔。
くらっ、と来るからやめてくれ。
…ん?
「何でオルタンス?」
あいつは、こんなところには来んだろう。
花火大会にやって来るオルタンス…。うん、想像出来ない。
「あいつ、俺にメール送ってきたんですよ…。一緒に花火大会行かないかって」
「はぁ…!?」
何で、そんなことに?
おい、今それ初めて聞いたぞ。
「本当なのか?何かの罠…?」
「あいつのことだから、そこまで考えてはいませんよ…。多分、普通に行きたかったんでしょうね」
「…」
オルタンス…本当に、何考えてるんだ?
もしかして、ルレイアのハーレムに入りたいんだろうか。
やめておいた方が良いと思うけどな。俺は。
一度入ったら出られないから。麻薬と一緒。
「でも俺は、ルルシーとデートするので…。花火の代わりに、今度爆竹でも送ってあげることにしますね」
「…」
…お前って奴は。
いや、これは明らかにオルタンスがおかしい。
元々何考えてるか分からん奴ではあったが、最近のあいつは、本当に何考えてるか分からんな…。
俺達幹部組は。
「んん~、ルルシ~」
「んん~、ルレイア~」
「ちょっと、アリューシャしっかりして」
「…ふぃ~…」
「どうしたんだ?ルルシー先輩。これ」
「…知らねぇよ…」
阿鼻叫喚であった。
何故こんなことになったかと言うと、人間がおかしくなる原因はアルコールと相場は決まっている。
とりあえず、アリューシャに飲ませた奴誰だ。
またふぃ~しか言わなくなってるじゃないか。
ルレイアは本当に酔っ払ってるのか、それとも酔っ払ってる振りをして俺にくっつこうとしてるのか知らないが、ルルシールルシー言いながらくっついてくるし。
シュノはシュノで酔っ払って、赤い顔してルレイアにくっついてるし。
アリューシャはアイズに介抱されているから良いとして。
ルリシヤは、多分この中で誰よりも飲んでるのにめちゃくちゃ元気だった。
どうなってんだよ、マジで。
こんなところで酒を飲むな。
「ほら、しっかりしろルレイア。もう帰るぞ」
花火大会ももう大詰め。
大会が終了すれば、帰宅する人々でごった返して、とてもじゃないが酔っ払いを引き摺って帰ることは出来ない。
人の流れが穏やかなうちに、酔っ払いを連れて帰ろう。
「帰る…?俺、ルルシーん家に帰ります。脱がせてくれても良いですよ…?」
「脱ぐな。着とけ。ほら、帰るぞ。ルリシヤ、お前はいつまでも飲むんじゃない。シュノを抱えてくれ」
「あぁ、悪い」
お前は何でそんなにザルなんだよ。誰より飲んでるだろ。
ルリシヤは、完全に酔い潰れているシュノに肩を貸してやっていた。
ルリシヤがザルで良かった。もしルリシヤまで酔っ払ってたら、ルレイアとルリシヤは置き去りにして帰ってるところだった。
さすがに女の子のシュノを置き去りには出来んからな。
「全くもう、困ったアリューシャだね」
「ふぃ~…」
で、アリューシャはアイズがおんぶしてくれたので。
よし、帰ろう。
「ルルシー…。帯、引っ張ってみます…?」
「黙れ」
お前、絶対酔っ払ってないだろ。
ぷんぷんフェロモン飛ばしやがって。帰ったら、即刻風呂入ろう。
俺はそう心に決めた。
「そういえば…ルルシー。オルタンス見ませんでしたねぇ」
ルレイアは、とろんとした顔でそんなことを言った。
俺じゃなかったら落ちてるぞ。この顔。
くらっ、と来るからやめてくれ。
…ん?
「何でオルタンス?」
あいつは、こんなところには来んだろう。
花火大会にやって来るオルタンス…。うん、想像出来ない。
「あいつ、俺にメール送ってきたんですよ…。一緒に花火大会行かないかって」
「はぁ…!?」
何で、そんなことに?
おい、今それ初めて聞いたぞ。
「本当なのか?何かの罠…?」
「あいつのことだから、そこまで考えてはいませんよ…。多分、普通に行きたかったんでしょうね」
「…」
オルタンス…本当に、何考えてるんだ?
もしかして、ルレイアのハーレムに入りたいんだろうか。
やめておいた方が良いと思うけどな。俺は。
一度入ったら出られないから。麻薬と一緒。
「でも俺は、ルルシーとデートするので…。花火の代わりに、今度爆竹でも送ってあげることにしますね」
「…」
…お前って奴は。
いや、これは明らかにオルタンスがおかしい。
元々何考えてるか分からん奴ではあったが、最近のあいつは、本当に何考えてるか分からんな…。