The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
「これとか良いんじゃないですか~?シュノさん」

「そ、そうかな…。でも、お腹出すの恥ずかしい」

「大丈夫、シュノさんなら似合いますよ」

「ありがとう。ルレイアがそう言ってくれるなら…私、頑張ってみる」

うんうん、それが良い。

「アリューシャこれが良い!このちょっと格好良い奴。ダイビングする人みてぇ。泳ぐの得意な人っぽく見えるぞ」

「得意も何も、アリューシャ泳げないでしょ」

「大事なのは得意かどうかじゃなくて、そう見えるかどうかだぜ」

「成程」

あぁそうか、アリューシャ泳げないんだっけ。

まぁ、ウォータースライダーなら泳がなくて良いし、ビーチボールもあるし。

泳げなくても楽しめるはずだ。

「ルリシヤはどれにします?」

「俺はこの黒いのが良いな」

「さすがルリシヤ!分かってますね~」

ルリシヤとは趣味が合う。

俺よりちょっとシンプルだけどな。俺はもう少し派手派手しいのが好き。

「ルルシーにはどれが良いと思います?」

「そうだな…。ルルシー先輩には、このちょっとエロい水着を…」

「ちょっと待てお前ら」

青筋を立てて聞いていたルルシーが、とうとう噴火した。

ペンを置いて、椅子から立ち上がった。

「さっきから何の話だ。いちいち俺の部屋でするな!あとルリシヤ!お前は俺をどの方向に連れていこうとしてんだ」

どの方向って。エロい方だよ。ねぇ?

ルリシヤはよく分かってる。

すると、またしても良いタイミングで。

「ルルシーさん、失礼します」

ルルシーの部下、ルヴィアが訪ねてきた。

よしよし、良いタイミングだ。

「こんにちはルヴィアさん。先日の浴衣のカタログ、気に入ってもらえました?」

「あ、ルレイアさんじゃないですか。えぇ、お陰様で。嫁、めちゃくちゃ可愛かったです」

ふふ、それは何より。
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