The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
食事の後。
…そういえば、俺…ルレイアさんから、カタログもらってたんだった。
あんなに悲惨なオムライス食べさせられたのに、フューニャは妙にご機嫌であった。
何がそんなに嬉しかったのだろう。よく分からないけども。
このご機嫌なうちに、水着のカタログ、見せてみよう。
「フューニャ、あのさ…。水着、着てみたくないか?」
「…水着…?」
フューニャはこてん、と首を傾げていた。可愛い。
箱庭帝国では、水着は着ないのかな。国土は海に面しているとはいえ、海水浴場はなかっただろうから。
「ルレイアさんから、カタログもらったんだ。今年の夏さ、プール行かない?」
「…」
「水着って、種類色々あって…。あ、ほら。これなんかフューニャに似合いそう」
俺はカタログを開き、目についた可愛らしい水着を指差した。
ルレイアさんは、色っぽいビキニの方が好きそうだが。
俺はワンピースタイプの方が好みだ。
不特定多数の男に、フューニャのおへそ見られると思ったら、なんかムカつく。
「あ、こっちも良いな…。今年の流行りはどんな水着なんだろうな。フューニャはどれが良い?」
「…」
「…?」
あれ。
フューニャさん、あまり…乗り気ではない?
浴衣のときは、割と乗り気だったんだけどな。
水着は…あんまり興味ないか。
このスケベ、とか思ってるのかな。
「フューニャ…。水着は、興味ないか?」
そんな破廉恥な服、着たくないです。と。
フューニャがそう言うのなら、勿論無理に着せたりはしない。
ちょっと残念ではあるが…。
「ごめん、興味ないなら、無理には…」
「…いえ。別に興味がない訳じゃないです」
「…そう、か?」
興味がない訳じゃない?…じゃあ、何だ?
「ルヴィアさんはどれが良いと思います?」
またその決め方なのか。
フューニャが好きなのを選べば良いと思うんだが…。
「えっちなビキニですか。ルヴィアさん、むっつりスケベですしね」
「…別にむっつりじゃねぇし…。俺はワンピースタイプの方が好きだよ」
えっちなビキニが好きなのは、えっちなルレイアさんだよ。
あと、俺別にむっつりじゃないから。フューニャに対してだけはちょっとむっつりかもしれないけどさ。
「この…花柄のとか、可愛いんじゃないかな」
フューニャは可愛いから、勿論、どれも似合うと思うが。
「じゃあ、それにします」
「あ、待て。でもこっちのオレンジのも…。こっちの水色も良いな…」
「…また始まりましたね。一つに決めてください」
フューニャは絶対どれも似合うから、一つに絞るのが大変なんだよ。
いっそどれも着て欲しいくらい。
「分かった。やっぱり最初に見た花柄にしよう」
「はい。じゃあそれで」
花柄ワンピースの水着を着たフューニャ…。想像しただけで可愛い。
水着が届くのが楽しみである。
…そういえば、俺…ルレイアさんから、カタログもらってたんだった。
あんなに悲惨なオムライス食べさせられたのに、フューニャは妙にご機嫌であった。
何がそんなに嬉しかったのだろう。よく分からないけども。
このご機嫌なうちに、水着のカタログ、見せてみよう。
「フューニャ、あのさ…。水着、着てみたくないか?」
「…水着…?」
フューニャはこてん、と首を傾げていた。可愛い。
箱庭帝国では、水着は着ないのかな。国土は海に面しているとはいえ、海水浴場はなかっただろうから。
「ルレイアさんから、カタログもらったんだ。今年の夏さ、プール行かない?」
「…」
「水着って、種類色々あって…。あ、ほら。これなんかフューニャに似合いそう」
俺はカタログを開き、目についた可愛らしい水着を指差した。
ルレイアさんは、色っぽいビキニの方が好きそうだが。
俺はワンピースタイプの方が好みだ。
不特定多数の男に、フューニャのおへそ見られると思ったら、なんかムカつく。
「あ、こっちも良いな…。今年の流行りはどんな水着なんだろうな。フューニャはどれが良い?」
「…」
「…?」
あれ。
フューニャさん、あまり…乗り気ではない?
浴衣のときは、割と乗り気だったんだけどな。
水着は…あんまり興味ないか。
このスケベ、とか思ってるのかな。
「フューニャ…。水着は、興味ないか?」
そんな破廉恥な服、着たくないです。と。
フューニャがそう言うのなら、勿論無理に着せたりはしない。
ちょっと残念ではあるが…。
「ごめん、興味ないなら、無理には…」
「…いえ。別に興味がない訳じゃないです」
「…そう、か?」
興味がない訳じゃない?…じゃあ、何だ?
「ルヴィアさんはどれが良いと思います?」
またその決め方なのか。
フューニャが好きなのを選べば良いと思うんだが…。
「えっちなビキニですか。ルヴィアさん、むっつりスケベですしね」
「…別にむっつりじゃねぇし…。俺はワンピースタイプの方が好きだよ」
えっちなビキニが好きなのは、えっちなルレイアさんだよ。
あと、俺別にむっつりじゃないから。フューニャに対してだけはちょっとむっつりかもしれないけどさ。
「この…花柄のとか、可愛いんじゃないかな」
フューニャは可愛いから、勿論、どれも似合うと思うが。
「じゃあ、それにします」
「あ、待て。でもこっちのオレンジのも…。こっちの水色も良いな…」
「…また始まりましたね。一つに決めてください」
フューニャは絶対どれも似合うから、一つに絞るのが大変なんだよ。
いっそどれも着て欲しいくらい。
「分かった。やっぱり最初に見た花柄にしよう」
「はい。じゃあそれで」
花柄ワンピースの水着を着たフューニャ…。想像しただけで可愛い。
水着が届くのが楽しみである。