The previous night of the world revolution3〜L.D.〜

sideルレイア

─────…うふふ。

俺はあの情熱的な夜以来、ずっとこの日を夢見ていたのだ。

「…そう来なくっちゃ」

「ぶっちゃけルリシヤみたいな逸材、逃したくないしね」

「敵に回したら怖いものね」

「あっ、でもルリ公増えたら、幹部組の変態率がまた上がっちまうな?」

一体誰のことだろうな?俺じゃないぞ。

「今更だろ?もう慣れたよ」

「俺は変態じゃないですよ?」

「お前が変態代表だ」

酷い。俺の何処が変態?

ちゃんと健全にエロティックだよ、俺は。

それはともかくとして。

「ようこそ、ルリシヤ・クロータスさん。ここがあなたの、新しい居場所です」

「あぁ。…改めて、宜しく頼む」

俺が差し伸べた手を、ルリシヤはしっかりと掴んだ。




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