The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
その日、『青薔薇連合会』幹部六人に、アシュトーリアさんから召集がかかった。





「何でしょうねぇ、アシュトーリアさんの呼び出し」

もう何度も呼び出されてるから、いい加減俺達も学習してるぞ。

「このところは平和だったが…。もしかしたら、また敵組織に狙われたのか…」

真面目なルルシーは、真剣な顔つきでそう呟いていた。

さすがルルシー。考え方がとっても真面目。

そんなところも涎が出るほど大好きだが、でも残念ながらそれは外れと見た。

「そうだね…。『お取り寄せしてたお菓子が届いたから、皆で食べようと思ったの~』とか、そういうオチじゃないかな」

と、アイズ。

さすが分かってる。

「マジか、やったー。アリューシャお菓子食べる~♪」

「呑気なこと言うんじゃない、馬鹿アリューシャ」

「まぁまぁ、どうせ『皆で遊びに行きましょうよ~』くらいですよ。ねぇルリシヤ」

「あぁ。春だし、多分花見だ」

あ、それ有り得る。

「きな臭いことじゃなければ良いけど…」

「大丈夫ですよ、シュノさん」

そんなに心配しなくても。

ルルシーもシュノさんも真面目だ。

不穏なこと予想してると本当に当たってしまうから、呑気なこと考えてるくらいが丁度良い。
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