The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
「じゃ、次は俺だな。ルレイア先輩、誕生日おめでとう」

「ありがとう、ルリシヤ」

ルリシヤからの誕生日プレゼント。わくわくするね。

「色々考えた結果、俺はヘアアクセサリーにした」

「おぉ…素晴らしい」

ルリシヤがくれた髪飾りは、大きな黒紫の蝶に、黒いスワロフスキーがふんだんに散りばめられた、洒落たデザインであった。

俺の好み、ドンピシャじゃないか。

さすがルリシヤ。分かってる男だ。

今日つけてきた、おニューの髪飾りも気に入ってるけど。

でもやっぱり、仲間からもらったプレゼントとなると…比べ物にならないよね。

俺は今つけていた髪飾りを外し、ルリシヤにもらったばかりの髪飾りをつけ直した。

うん。これで良し。

「よく似合うぞ、ルレイア先輩」

「うふふ。ありがとうございます」

「…派手さが一段と増したな」

「エロさもな」

ルルシーとアリューシャが何やらひそひそしていたが、気にしないことにした。

そして、ルリシヤの誕生日プレゼントは、この髪飾りだけではなかった。

「ん?ルリシヤ、これは…?」

僅かに厚みがある封筒も同封されていたのだ。

「あぁ、それな。ルレイア先輩は、誕生日プレゼントにルルシー先輩が欲しいと言っていただろう?」

「えぇ…」

毎年言ってるし、毎秒思ってるけど。

「本体を襲撃して持ってきても良かったんだが、さすがにルルシー先輩本体は骨が折れると思って…。代わりに、ここ二週間のルルシー先輩をこっそり隠し撮りして、そのうちの厳選したベストショットを印刷してきた」

「ルリシヤ…!あなたという人は!神って呼んでも良いですか!?」

俺は咄嗟にルリシヤの両手を握り締めた。

この世に、こんな素晴らしい人が他にいるだろうか。
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