コイワズライ
『彼氏公認ストーカー』…あざとかわいい系男子×ストーカー女子
1
「青葉ーかわいい~」
「青葉いい匂い~むぎゅ~」
あぁ、鬱陶しい
今日もまた、優斗と湊が愛しの青葉くんに抱きついて匂いを嗅いだりほっぺをくっつけたりしている。私を怒らせて楽しむのが2人の趣味らしい。悪趣味だな。
現に今、青葉くんにベタベタしながら私の方をチラチラ見て様子をうかがっている。
「ちょっと2人とも暑苦しいんだけど」
優しい青葉くんも過度なスキンシップにイライラして2人の腕を振り払った。
うぅ…ウザそうな青葉くんの表情!すき!かわいい!今すぐスマホを出してカメラにおさめたい!
ウズウズしている私に気付いた2人がまたもや青葉くんにくっついていく。
「このサイズ感、抱き心地、最高だな!」
「青葉が女子だったらよかったのに」
わかってないな!青葉くんは男の子だからいいんじゃん!男の子でこの身長(163センチ)にこのサイズだからかわいいんじゃん!これで女子だったら普通だから!
「キモいこと言うなよ」
優斗の変態発言にドン引きな青葉くん。はいっドン引き青葉くんいただきましたぁ!
「凪黙って見てないでなんとかしてよ」
きゃあぁ!青葉くんからご指名入りましたぁ!やっばい!これで今日1日幸せに過ごせる!
わっしょいわっしょい祭りが始まりサブちゃんがコブシをきかせて熱唱している心中とは裏腹にあくまでもポーカーフェイスな私。
「やめなって。青葉くん嫌がってるでしょ」
と、呆れたように青葉くんをかばう。
クックッと笑いを堪えているのは、青葉くんの両側にいる2人。この2人は青葉くんを愛でる時の私のテンションの高さを知っているからそれを抑えて冷静に振舞っている私が可笑しくて仕方ないのだ。
覚えてろよ
「凪も抱きしめてみたら?」
「いい匂いするぞ~」
はっ!ななななんてこと!?ジュルリ…そんな美味しい振りに…食いつく…私…では…なぁーい!!
「私がそんなことしたらセクハラになるから」
と、冷静に流す。
本当は今すぐにでも抱きついてクンカクンカ匂いを嗅ぎまくりたいんだけど、ぐっと歯を食いしばり衝動を抑え込んだ。
「凪なら大歓迎なのにな」
「青葉くんやらし~」
「青葉くんへんた~い」
青葉くんがもの欲しそうに子犬のような目で私を見つめる。上目遣いにドキドキして、慌てて後ろを向いた。
「トイレいってこよ~っと」
そそくさと教室を出て胸をなで下ろす。
鼻血でるかと思った…
「青葉いい匂い~むぎゅ~」
あぁ、鬱陶しい
今日もまた、優斗と湊が愛しの青葉くんに抱きついて匂いを嗅いだりほっぺをくっつけたりしている。私を怒らせて楽しむのが2人の趣味らしい。悪趣味だな。
現に今、青葉くんにベタベタしながら私の方をチラチラ見て様子をうかがっている。
「ちょっと2人とも暑苦しいんだけど」
優しい青葉くんも過度なスキンシップにイライラして2人の腕を振り払った。
うぅ…ウザそうな青葉くんの表情!すき!かわいい!今すぐスマホを出してカメラにおさめたい!
ウズウズしている私に気付いた2人がまたもや青葉くんにくっついていく。
「このサイズ感、抱き心地、最高だな!」
「青葉が女子だったらよかったのに」
わかってないな!青葉くんは男の子だからいいんじゃん!男の子でこの身長(163センチ)にこのサイズだからかわいいんじゃん!これで女子だったら普通だから!
「キモいこと言うなよ」
優斗の変態発言にドン引きな青葉くん。はいっドン引き青葉くんいただきましたぁ!
「凪黙って見てないでなんとかしてよ」
きゃあぁ!青葉くんからご指名入りましたぁ!やっばい!これで今日1日幸せに過ごせる!
わっしょいわっしょい祭りが始まりサブちゃんがコブシをきかせて熱唱している心中とは裏腹にあくまでもポーカーフェイスな私。
「やめなって。青葉くん嫌がってるでしょ」
と、呆れたように青葉くんをかばう。
クックッと笑いを堪えているのは、青葉くんの両側にいる2人。この2人は青葉くんを愛でる時の私のテンションの高さを知っているからそれを抑えて冷静に振舞っている私が可笑しくて仕方ないのだ。
覚えてろよ
「凪も抱きしめてみたら?」
「いい匂いするぞ~」
はっ!ななななんてこと!?ジュルリ…そんな美味しい振りに…食いつく…私…では…なぁーい!!
「私がそんなことしたらセクハラになるから」
と、冷静に流す。
本当は今すぐにでも抱きついてクンカクンカ匂いを嗅ぎまくりたいんだけど、ぐっと歯を食いしばり衝動を抑え込んだ。
「凪なら大歓迎なのにな」
「青葉くんやらし~」
「青葉くんへんた~い」
青葉くんがもの欲しそうに子犬のような目で私を見つめる。上目遣いにドキドキして、慌てて後ろを向いた。
「トイレいってこよ~っと」
そそくさと教室を出て胸をなで下ろす。
鼻血でるかと思った…