コイワズライ
3
ーー翌朝、教室にて昨日あった出来事を優斗と湊に話した。
「ーーってことがあってね…どうしよう!?絶対変な奴だと思われてるよね!?」
「あちゃ~遂にやらかしたか!」
「逃げたのはまずかったんじゃない?」
「うぅ、だよね~嫌われたかな」
「これはもう正直に話すしかないな」
「謝ったら許してくれるよ」
「そんなことできるわけないじゃん!青葉くんが好きすぎて席に座って机の匂い嗅いでました、なんてドン引きだよ!もう口もきいてくれないし、目も合わせてくれないよ!」
半泣きの私を見て2人ともゲラゲラ笑う。
「あ~ほんと凪っておもしろい」
「見てて飽きないわ~」
「ちょっと!こっちは必死なんだよ!笑ってないで真剣に考えてよ!」
「おはよっ、なんの話?」
背後で青葉くんの声がして身体が硬直した。
「おぉ、青葉!聞いてよ、凪がさ~」
をいっ!優斗っ!なに言う気だよ!?
慌てて優斗の口をふさぎ青葉くんに、なんでもないよ~と笑ってごまかした。
***
ーー休み時間
「凪、辞書借りていい?」
「うん、どうぞ~」
「ありがと、あのさ昨日のことなんだけど」
「あぁ、先生に呼ばれてるんだった。職員室行ってくるね」
「え?あ、行ってらっしゃい」
ーー昼休み
「チョコあげる」
「わっありがとう!(青葉くんからもらった青葉くんからもらった青葉くんからもらった…ハァハァ)」
「凪、湊と優斗と仲良いね」
「あはは、バカなこと言い合ってるだけだよ」
「どっちかと付き合ってるの?」
「え?まっさか~ないない」
「じゃあ好きとか?」
「いやいや2人とも彼女いるしね」
「そっか」
ーー放課後
「凪」
帰ろうとしたら青葉くんに呼び止められた。今日はやけに青葉くんに話しかけられるな。もしかしたら、私が青葉くんのストーカーだと疑ってるのかも
だとしても、昼休みにもらったチョコは返さないからね!あれはただのチョコじゃないの!青葉くんの優しさが詰まった世界に1つだけのチョコなの!いくら青葉くん本人が返還を求めても私はあのチョコをーー
「凪?…凪~?」
ぎゃあぁ!!近い近い!!
トリップしてる隙に青葉くんに顔を覗きこまれていた。
「なにボーッとしてんの?この後予定ある?ちょっと話したいんだけど」
「うん、大丈夫」
よし、行こっか、と私の手を引いて歩き出す。私、今、青葉くんと手を繋いでます!!
「ーーってことがあってね…どうしよう!?絶対変な奴だと思われてるよね!?」
「あちゃ~遂にやらかしたか!」
「逃げたのはまずかったんじゃない?」
「うぅ、だよね~嫌われたかな」
「これはもう正直に話すしかないな」
「謝ったら許してくれるよ」
「そんなことできるわけないじゃん!青葉くんが好きすぎて席に座って机の匂い嗅いでました、なんてドン引きだよ!もう口もきいてくれないし、目も合わせてくれないよ!」
半泣きの私を見て2人ともゲラゲラ笑う。
「あ~ほんと凪っておもしろい」
「見てて飽きないわ~」
「ちょっと!こっちは必死なんだよ!笑ってないで真剣に考えてよ!」
「おはよっ、なんの話?」
背後で青葉くんの声がして身体が硬直した。
「おぉ、青葉!聞いてよ、凪がさ~」
をいっ!優斗っ!なに言う気だよ!?
慌てて優斗の口をふさぎ青葉くんに、なんでもないよ~と笑ってごまかした。
***
ーー休み時間
「凪、辞書借りていい?」
「うん、どうぞ~」
「ありがと、あのさ昨日のことなんだけど」
「あぁ、先生に呼ばれてるんだった。職員室行ってくるね」
「え?あ、行ってらっしゃい」
ーー昼休み
「チョコあげる」
「わっありがとう!(青葉くんからもらった青葉くんからもらった青葉くんからもらった…ハァハァ)」
「凪、湊と優斗と仲良いね」
「あはは、バカなこと言い合ってるだけだよ」
「どっちかと付き合ってるの?」
「え?まっさか~ないない」
「じゃあ好きとか?」
「いやいや2人とも彼女いるしね」
「そっか」
ーー放課後
「凪」
帰ろうとしたら青葉くんに呼び止められた。今日はやけに青葉くんに話しかけられるな。もしかしたら、私が青葉くんのストーカーだと疑ってるのかも
だとしても、昼休みにもらったチョコは返さないからね!あれはただのチョコじゃないの!青葉くんの優しさが詰まった世界に1つだけのチョコなの!いくら青葉くん本人が返還を求めても私はあのチョコをーー
「凪?…凪~?」
ぎゃあぁ!!近い近い!!
トリップしてる隙に青葉くんに顔を覗きこまれていた。
「なにボーッとしてんの?この後予定ある?ちょっと話したいんだけど」
「うん、大丈夫」
よし、行こっか、と私の手を引いて歩き出す。私、今、青葉くんと手を繋いでます!!