コイワズライ

アホすぎる…どうするよこの空気…いろんなところに汗かいてきたわ…


「全然いいけど、なにしてたの?」


きたーーーそりゃあ流れでその質問になりますよねーーー墓穴ほっちゃったーーー今すぐこの墓穴に入りたいーーー


机フェチだということにしておこうか、絶対引かれるけど青葉(あおば)くんストーカーよりはたぶんマシ。


「えっと、実はーー」


青葉(あおば)くんに触りたいーー」


は?


「って言ってなかった?」


そうだーーーあの変態発言も聞かれてたんだったーーーもうこれは認めろと言うことかーーー


「あの、だから、それは…私、青葉(あおば)くんのこと…ス…」


握っていた手をぎゅっと握り返されて、顔を上げると青葉(あおば)くんが真っ赤になっていた。


かっかわいい!!!じゃなくって、どうしたの!?なんで真っ赤になってんの!?


「…俺も」


「え?」


「俺も(なぎ)のこと、す…」


ス?ってまさか、青葉(あおば)くん!わたしのことストーカーしてたの!?


「…すき」


「え?」


「…え?」


「え?…すき?え?え?えぇえぇぇーーー!?!?」


「…ちょ、空落ち着いて」


「ストーカーじゃなくて、すき!?」


「??ストーカー??」


「いや、なんでもないです」


「…なんか通じてないみたいだけど、もしかして俺の早とちりだったりして(だとしたらめっちゃ恥ずい!!)」


すきって言った!?言ったよね!?青葉(あおば)くんが私をすきって、なにこれ!?夢なの!?


「…(なぎ)?聞いてる?(なぎ)?(またトリップしちゃってるよ)」


あ、そうだ!ほっぺをつねってみよう!


「…っ、いひゃい!痛いってことは夢じゃない!?」


「ふふっ、夢じゃないよ」


視界に青葉(あおば)くんが入ったと思ったら、唇に柔らかいものが触れた。


「…帰ろっか?一緒に」


差し出された手を握り立ち上がった。青葉(あおば)くんは真っ赤な顔で私を見つめ


「俺も(なぎ)に触りたいな」


って甘い甘い声で耳元で囁いた。
一気に私の体温が上がり心臓が爆発しそうで、もうなにがなんだかわからなくて。
とりあえず、青葉(あおば)くんの手をぎゅっと握った。


恋人兼ストーカーって、ありですか?
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