ヨルの探偵Ⅰ


 ────時は遡って、1週間前のこと。
 
 クソ変態ストーカー養護教諭との面倒臭い場面を、彼等に目撃されてしまったと失態と反省から、はや1日が過ぎた。


「ねぇ、マレく〜ん。龍彦から連絡来な〜い!」

「タツヒコー? アンダーグラウンドのー?」

「そう〜。そろそろあのストーカー養護教諭が情報吐いてる頃だと思うのになぁ」

「アレはお気の毒だったネ〜、ヨル」


 ほんとにね〜! もっと労わってほしいよ!

 あの脆い計画とは言えど、最後の最後でぶち壊しやがってストーカー養護教諭め! それにbsにも見られて最悪だ!

 そんな不満を爆発させながら、私はあの日の後のことについて思い出す。

 あの後、私はすぐここに来て夜通しマレくんに愚痴りつつ、紗夜と夜白には後処理を頼んだ。で、それからひたすら連絡を待っている。

 現在の時間はPM14:00。私は待つのが嫌い。

 龍彦からの連絡をイライラと待ち、カウンターで真昼間から酒を呷った。


「ヨル〜、飲みすぎダヨ! 依頼きたらまずいヨ〜」

「夜までにはアルコールは抜けるよ、大丈夫。それよりちょっと気になったことあるんだマレくん」

「ン? 気になるコト?」


 そう。とっても気になる重大なこと。

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