cali girl


あたしはきっと誰かにぶちまけたかったのかも。

こんなとき、日本だったらあたしは速攻マユミ達に電話してた。

でもここではリュウヤのこと知ってる人がいない。

相談出来る相手が思いつかなかった。

クレアには話してあるし、相談にも乗ってくれると思うけど、やっぱりこんなときは日本語で話したい。

自分の言葉で、いいたいことを言いたいように。

英語に直す余裕なんてない。


あたしはダン兄にすべてはじめから話した。

ダン兄と恋愛の話をするのは初めてだった。

だって兄貴に恋の話しなんて普通は恥ずかしいよね?

ママに相談も出来たかもしれないけど、あたしのパーティーの準備に忙しくしてる時に余計な心配かけたくなかった。


ダン兄は黙ってあたしの話しを聞いてくれた。


ダン兄が兄で良かったと思った。

やっぱりあたしの一番好きなお兄ちゃんだよ…


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