cali girl
それからあたし達は席について高級そうな料理を食べた。
大人達プラス、ダン兄はお酒をオーダー。
で、飲めない高校生組みは大人達が頼んだワインボトルを少しもらったりして。
みんながほろ酔い気分になったとこでプレゼントをもらう。
ここアメリカではプレゼントはもらったらすぐ開けるのが常識。
あげた本人の前で中身が何か見て、喜んだ顔を見せてあげるのがプレゼントをもらった人の礼儀らしい。
あたしはひとつずつプレゼントを開けて、お礼を言っていく。
それから、あたし達の担当になったキレイな赤毛の女のウェイトレスさんが、数人の従業員を引き連れてケーキを運んできてくれた。
あたしの前にケーキを置いて、ロウソクに火をつけて、外の灯りだけすこしおとしてくれる。
ロウソクの光で微かに海がきらめいてみえて、すごくキレイ。
それからみんなでHappy Birthdayをアカペラで歌ってくれて、あたしはロウソクを消す。