cali girl
奥からあたし達を見つけて出てきてくれたのは、なんと先に帰ったはずのクレアとクレアの彼だ。
"やっと来たー!!"
クレアがあたしに抱きつく。
どうやら結構酔ってるみたい。
彼のほうが酔っぱらってる感じがしない。
???
頭ん中?でいっぱいのあたしをよそに、酔っぱらったクレアはみんなの注目を集めるためにグラスを叩いて周りを静かにさせた。
何かの合図みたいにDJも音楽を止める。
さっきまであんなに騒がしかったのがウソみたいに静まり返り、あたし達に視線が注がれる。
クレアがみんな静まったのを確認して、声を張って、全員に聞こえるようにスピーチを始めた。