cali girl


「違うならいいんだ、気にしないで。今のは何でもないから。ただの勘っていうか。兄妹喧嘩でもしたかなって。オレ、兄弟いないから分かんねぇけど。」

あたしの表情を読んだのか、聞く前にザックからはぐらかされた。

やっぱり、ダン兄から直接聞けってことなのかな。

他人だもんね、そんな重い話、話していいのか困るよね。

あたしはザックに笑顔をむけた。

「ホントに、ただぼーっとしてただけで、何でもないから。送ってくれてありがとう♪」

「…そっか。じゃあまた明日な。」

「うん」


チュッて軽くキスをくれた。

こーゆーとこがなんか外人と付き合ってるって感じ///

普通に日本語しゃべるからさ、ついついザックがアメリカ人だってこと忘れちゃうんだけど。

不意打ちで甘い恋人っぽいことされると、慣れなくて照れる。

でも女の子ですから、それがツボだったりするんですけど。


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