cali girl



ダン兄の声だった。

思わずあたしは、オレンジジュースを飲むのをやめて、息をひそめる。

でもリビングにやってきたダン兄にすぐに見つかった。

「おわっ!杏いたのかよっ。誰もいないかと思ったし。」


いつもの兄貴のダン兄に戻ってる…

あたしは少しホッとする。

「うん。さっき帰ってきたトコ。」


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