cali girl
何もなかったと信じたい自分と、信じられない自分。
もしもリュウヤがここにいたら、あたしはどっちを選ぶか…
考えないようにしてきたコト。
もしもAmyが、ザックに好意を示したなら。
失恋のショックでの気まぐれだったとしても。
あたしは、ザックがどうするか分かってしまう。
もしかしたら違うかもしれない。
あたしが考えているより、ザックは強い人間かもしれない。
もう、Amyのコトは完全にふっきれてるのかもしれない。
でも、もしも、彼があたしと似てるなら…
連絡がこないコトが、あたしの確信をさらに強めていた。