cali girl
「…お前、それ、反則///」
タバコを消すダン兄。
「ってか、今の言葉は兄貴として?だとしたら、ちょっと時間欲しいんだけど。今は無理。」
ダン兄がアタシを引き剥がそうとするから、アタシは腕に力をこめる。
「違うっ!兄としてじゃなく、男の人として、好きだって気づいたの。ダン兄を独り占めしたい…。大好きなの。昔から、あたしの世界で一番大好きな異性はダン兄だった。でもそれは家族だからだって思ってた。だけど、ダン兄とは血がつながってないって知って、男の人として意識するようになって、気がついたらアタシ、ダン兄に惚れてた。一生ずーっと一緒にいたいって思えるのは、ダン兄だけなんだよ…」