cali girl
でもいつも近くにいすぎて、結局好きじゃなくなるなんて出来なくて。思いは強くなる一方で。」

桜井はあたしを見ながら真剣に聞いてくれてる。

あたしは桜井を見ずに、前を向いて続ける。

「でもやっぱりこの親友って関係を壊すのが怖くって。あたしは高田君に逃げたんだ。あんたに相談した時、実はあんたが止めてくれるの待ってた。どっかにもしかしたらって気持ちがあって、でも桜井が笑って付き合えば?って言ったの聞いて、あたしの中にあった10%ぐらいの期待が、0に限りなく近くなって…」


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