cali girl


「ごめん。泣かないって決めてたのに。」

そう言いながらリュウヤがあたしから離れる。

「ううん。今日は来てくれてありがとう。リュウヤの気持ちが聞けて嬉しかった。」

「うん」



「じゃあ…」


「ああ。またメールする」

「あたしも。着いたら一番にメールする。たまには電話もするかも」

「ああ、いつでもかけてこいよ。落ち着いたら電話番号とか知らせて。オレからもかけるから」

「うん…」

「じゃあ…。気をつけて」

「うん、ありがとう。バイバイ」


最後にもう一度、あたしはリュウヤに抱きしめられて、おでこにキスをもらって、あたし達は別れた





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