弱気な誘惑 〜Under the Mistletoe〜
おまけ(柴ちゃんSIDE)
僕の初恋は13になったばかりの頃。
しかし、現実は翼の折れたエンジェルのように、年齢ごとにステップは上がらず、19になってもグズグズしていた。
だから、上京して初めてのイヴこそ…!
マヤちゃんは最近よく“木枯らしに抱かれて”を口ずさんでいる。
切ない片想いに気づかないのは、君のほうですよね…?内心そう突っ込みつつ、イヴのデートにOKしてくれたことに舞い上がっていた。
しかし、僕は気の利いたデートコースなど知らない。
そんな時、中学時代から僕の片想いを生ぬるく見守ってくれていた先輩が「デートするならうちの店に来いよ」と言ってくれたので、お言葉に甘えることにした。
店内で余計なことを言われそうになったが、彼女は気付いていなかった様子。
あれから1年。
少しは進展したかって?
そりゃあ…ただ、彼女はそういうことを人に話すのを嫌がるから、そのうち機会があればね!
しかし、現実は翼の折れたエンジェルのように、年齢ごとにステップは上がらず、19になってもグズグズしていた。
だから、上京して初めてのイヴこそ…!
マヤちゃんは最近よく“木枯らしに抱かれて”を口ずさんでいる。
切ない片想いに気づかないのは、君のほうですよね…?内心そう突っ込みつつ、イヴのデートにOKしてくれたことに舞い上がっていた。
しかし、僕は気の利いたデートコースなど知らない。
そんな時、中学時代から僕の片想いを生ぬるく見守ってくれていた先輩が「デートするならうちの店に来いよ」と言ってくれたので、お言葉に甘えることにした。
店内で余計なことを言われそうになったが、彼女は気付いていなかった様子。
あれから1年。
少しは進展したかって?
そりゃあ…ただ、彼女はそういうことを人に話すのを嫌がるから、そのうち機会があればね!