気まぐれヤンキーは、私に夢中。

初めての夜ご飯

電話を終えて、キッチンで夜ご飯を作る。

ひき肉をこね、形を作る。今日はハンバーグだ。

フライパンで焼き始めたところで、澪川が風呂から上がってきた。



「…風呂さんきゅ」



髪を後ろで1つに結んでいる姿に不覚にもドキッとしてしまう。



「もうすぐできるから、そこの椅子に座ってて」

「…料理とか、出来んだな」

「うん、一応。毎日作ってるから」



そんな会話をしていたら、ハンバーグが焼きあがった。

盛り付けをして、ダイニングテーブルに並べる。



「ごめん、お皿それしかなかった」
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