気まぐれヤンキーは、私に夢中。

天邪鬼な優しさ

ぺろりと夜ご飯を食べ終えて、食器洗いをする。



「…邪魔」



澪川が横に来て私が手に持っていたスポンジとお皿を奪う。

驚いて立ち尽くし、澪川を見つめる。



「風呂入んねーの?」

「…ありがと」



澪川の素直じゃない優しさにときめいてしまう。

お礼を言い、付けていたゴム手袋を外して澪川に渡し、お風呂場へ向かった。
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