気まぐれヤンキーは、私に夢中。
お風呂から上がると、澪川が食器洗いを終わらせてソファに座り、ヘッドフォンで音楽を聴いていた。



「澪川」



…気付いてないみたい。ヘッドフォンを後ろからそっと外す。



「澪川、食器洗いありがと」



一瞬目が合ったけど、ぱっとそらされてしまった。



「…別に」

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