極道一家の一人娘は不良高校で天下をとりたい。
はじまり。
入学
桜の舞う季節にわたしは地元のヤンキー高校に入学した。
聞くところによると一つ上の学年にこのヤンキー高校で幅を利かせている3人の絶対的存在がいるようだ。
まぁ極道一家の一人娘である私からしたら眼中にもないハエだけど。
ざわざわざわ……
私が教室に入るとクラスの男子のほぼ全員がこちらを見て振り返った。
「あいつだ、あいつが今年の入学した女の2人のうちの1人だよ」
「ふーん……確かに可愛い顔してんじゃん、…」
「確かに…、、彼女にしてやっても…いいかもな。」
頬を赤らめながら、まんざらでもなさそうにクラスで目立ってたヤンキーが言った。
私の母は海外の人である為、生まれつき私は瞳が青かった。
髪の毛の色が黒いのに瞳が青いので昔から色んな嫌がらせを受けてきたものだ。
まぁ全員ぶん殴ったけど。
「そういえば、もう1人の女の子は誰かな…できることなら友達になりたいんだけど。。」