Devilの教え
「クックドゥードゥルドゥ」

「アメリカンな鶏の鳴き方しても無理」

「ボヘミアーン」

「何だそれは!?」

 いくら考えても次の手なんて何もなくて、スガ先輩とじゃれ合うしかないあたしは、今度こそアスマに会えなくなってしまった。


 こんな事ならメッセージアプリのIDを聞いておけば良かったって心底思った。


 あの時感じた予感は一体何だったんだろうって凄く思った。


――けど。


 その数日後、まんまとあたしの予感は当たった。
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