Devilの教え
「腕もげるだろ」
あたしが掴まってる所為で腕を引っ張られた状態になったアスマは、掴まれてる自分の腕とあたしの顔を交互に見て、「離せ」って顔してくる。
それでも絶対に離さないで、むしろ更に両腕でギュッと抱き締めるように掴んだら、アスマは溜息吐いてスガ先輩に顔を向けた。
「スガ、諦めろ。こいつが離れる前に俺の腕が抜ける」
アスマの言葉にスガ先輩も逆らえないのか、渋々って感じだけどようやく手を離してくれて、あたしは自分だけのものになった足をすぐに引っ込めアスマにくっ付く。
スガ先輩が油断ならない。
隙を見せたらあたしとアスマの間に座られる。
だから隙間が出来ないくらい、びっちりアスマにくっ付いたあたしを、
「くっ付きすぎだ! スズ!」
スガ先輩は見逃さず、腕を伸ばしてまた離そうとした。
あたしが掴まってる所為で腕を引っ張られた状態になったアスマは、掴まれてる自分の腕とあたしの顔を交互に見て、「離せ」って顔してくる。
それでも絶対に離さないで、むしろ更に両腕でギュッと抱き締めるように掴んだら、アスマは溜息吐いてスガ先輩に顔を向けた。
「スガ、諦めろ。こいつが離れる前に俺の腕が抜ける」
アスマの言葉にスガ先輩も逆らえないのか、渋々って感じだけどようやく手を離してくれて、あたしは自分だけのものになった足をすぐに引っ込めアスマにくっ付く。
スガ先輩が油断ならない。
隙を見せたらあたしとアスマの間に座られる。
だから隙間が出来ないくらい、びっちりアスマにくっ付いたあたしを、
「くっ付きすぎだ! スズ!」
スガ先輩は見逃さず、腕を伸ばしてまた離そうとした。