Devilの教え
「何でも何も、ねえもんはねえよ」
「あるよ! 『永遠』とか『ずっと』とかちゃんとあるもん!」
「ねえっての」
「じゃ、じゃあ、教えてよ! 永遠って何!?」
「永遠なんてもん、『運命』と同じでただの願望だ」
「……願望?」
「あと、『幸せ』と同じまやかし」
「まやかし!?」
「願望の方については誰もが認めてんじゃねえか」
「認めてるって何!?」
「『永遠に一緒にいよう』とは言うけど、『永遠に一緒にいた』とは言わねえだろ」
「言わないけど……」
「御伽噺の最後にしても、『末永く幸せに暮らしました』で、末はある。つまり永遠はない」
「……やだ」
「あるよ! 『永遠』とか『ずっと』とかちゃんとあるもん!」
「ねえっての」
「じゃ、じゃあ、教えてよ! 永遠って何!?」
「永遠なんてもん、『運命』と同じでただの願望だ」
「……願望?」
「あと、『幸せ』と同じまやかし」
「まやかし!?」
「願望の方については誰もが認めてんじゃねえか」
「認めてるって何!?」
「『永遠に一緒にいよう』とは言うけど、『永遠に一緒にいた』とは言わねえだろ」
「言わないけど……」
「御伽噺の最後にしても、『末永く幸せに暮らしました』で、末はある。つまり永遠はない」
「……やだ」