Devilの教え
「あたしの事、好きなんでしょ?」

「調子に乗ってんじゃねえ」

「好きなんじゃないの!?」

「お前の思考回路どうなってんだよ」

「好きなんでしょ!? え!? 今日からあたし、アスマの彼女じゃないの!?」

「調子に乗りすぎだ」

「え!? 彼女がいい!」

「ふざけんなっての」

「彼女がいい!」

「うるせえぞ」

「彼女になりたい!」

「なら、俺を落としてみろ」

「へ?」

「俺を惚れさせてみろよ。クソガキ」

 しっとりとした艶めかしい唇から吐き出された言葉は、甘い低音。
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