Devilの教え
しかもお菓子作りは初挑戦なのに、言わせて貰えばプロ並の出来栄えだった。
――凡そこれが「運命その二」。
だから余りの嬉しさに、休みの日にお昼近くまで寝てる彼氏には連絡しないで9時前に家を出てしまった。
――きっとこれが「運命その三」。
こうして後から考えれば、あたしはこの時点で「運命」に翻弄《ほんろう》されてる。
彼氏の家に着いたのは九時半過ぎ。
おじさんもおばさんも、町内の行事だとかに朝から出掛けてて、チャイムを鳴らすと出てきたのは、同居してるおばあちゃん。
――だからこれは「運命その四」。
でもこの時実は「最悪の状況」を回避する為の「運命」も用意されてた。
――凡そこれが「運命その二」。
だから余りの嬉しさに、休みの日にお昼近くまで寝てる彼氏には連絡しないで9時前に家を出てしまった。
――きっとこれが「運命その三」。
こうして後から考えれば、あたしはこの時点で「運命」に翻弄《ほんろう》されてる。
彼氏の家に着いたのは九時半過ぎ。
おじさんもおばさんも、町内の行事だとかに朝から出掛けてて、チャイムを鳴らすと出てきたのは、同居してるおばあちゃん。
――だからこれは「運命その四」。
でもこの時実は「最悪の状況」を回避する為の「運命」も用意されてた。