ドアマットヒロインは、 速攻終了いたします!~堅物のはずがワンコの公爵様に溺愛されてます~
「レダ嬢は美しいと思うけどな? もちろん見た目だけで求婚を決めたわけではないが」
「いえいえ、むしろ見た目以外で決めていただいたのであれば、私は大満足です」
私の言葉に、ギース様は何か納得がいっていないようなお顔をしているけど、まぁ美醜の判断は個人の自由だしね。
私を美人だと少しでも思って貰えているのなら、どうせ夫婦になるのだし、嬉しいものだ。
「では」
「ええ。改めて、ギース・フォルティア公爵閣下。一緒にフォルティア公爵領を盛り立てて参りましょう」
「ありがとう」
向かい合って座る私たちは、今度は抱き合うのではなく、握手を交わす。
うん。今生の私は恋愛ごとになれていないので、こういう所から慣れさせていただきたいものだわ。
「あぁ、できるだけ早く、正式な書面にしたいのだが、オルグナイト子爵家との婚約の破棄はすぐに整うだろうか。必要なら私が立ち会うが」
「では、この後私は家族を詰め……いえ、家族と話し合いをして、婚約破棄をすすめ、ギース様との婚約の手配を進めようと思っていますが、一緒に我が家に来られますか?」
「それは良いな。あなたのご家族にも、そこで挨拶をしよう」
元婚約者たちへの対応を見て、私に求婚してくれた人だ。
家族や使用人を詰めていく所を見られたところで、全く問題がないだろう。
「いえいえ、むしろ見た目以外で決めていただいたのであれば、私は大満足です」
私の言葉に、ギース様は何か納得がいっていないようなお顔をしているけど、まぁ美醜の判断は個人の自由だしね。
私を美人だと少しでも思って貰えているのなら、どうせ夫婦になるのだし、嬉しいものだ。
「では」
「ええ。改めて、ギース・フォルティア公爵閣下。一緒にフォルティア公爵領を盛り立てて参りましょう」
「ありがとう」
向かい合って座る私たちは、今度は抱き合うのではなく、握手を交わす。
うん。今生の私は恋愛ごとになれていないので、こういう所から慣れさせていただきたいものだわ。
「あぁ、できるだけ早く、正式な書面にしたいのだが、オルグナイト子爵家との婚約の破棄はすぐに整うだろうか。必要なら私が立ち会うが」
「では、この後私は家族を詰め……いえ、家族と話し合いをして、婚約破棄をすすめ、ギース様との婚約の手配を進めようと思っていますが、一緒に我が家に来られますか?」
「それは良いな。あなたのご家族にも、そこで挨拶をしよう」
元婚約者たちへの対応を見て、私に求婚してくれた人だ。
家族や使用人を詰めていく所を見られたところで、全く問題がないだろう。