本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「ほらここまで」

そう言って獅音はお腹の上から奥で繋がっている場所を押した。

「やっ…」

動いてないのに…
何今の…

「綺麗だ…とても」

私を見下ろしまじまじと身体を見られる。

私は恥ずかし過ぎて咄嗟に胸を手で隠した。

「隠さないで…見たい」

そう言われてそっと手を胸から離して今度は顔を隠す。

だめ。
もう見ていられない。
獅音が素敵過ぎて。

「亜里沙、顔もだよ。ちゃんと見せて」

私の手を取り頭の上に纏めてベッドに縫い付けられる。

そして何も言わずにまたキスが降ってくると、今まで動かなかった獅音がゆっくりと律動を開始した。

お腹側に圧がかかり奥へと押し込むように、繰り返される律動をただ受け止める事しかできない。

「あっ…はぁっ…ふっ…んっ…」

どうしたって声が漏れてしまう。

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