本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する


そしてまたポテトを差し出され口を開けると今度は食べさせてくれた。

さっきから特に何も話してないのに、すごく甘い雰囲気だ。

目だけで会話してるみたいな。

一足先に食べ終えた獅音は、飲み物を持ってストローを咥えながら私を見てる。

んでもってたまにポテトが口に運ばれてくる。
ちゃっかり私のポテトも食べながら。

「ごちそうさまでした」

食べ終わると獅音は立ち上がって、私の手を引いてソファに連れて行く。

てっきり並んで座るのかと思ったら、向かい合うように上に乗せられてしまう。

「亜里沙。俺と付き合って欲しい。好きなんだ」

「私で…いいの?」

「なんで?」

私はもう諦めて洗いざらい話してしまう事にした。
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