本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「そうなの?」
「ああ。それで、一年後綺麗さっぱりさよならって感じ。俺とあいつ、あ、みちるっていうんだけど、まじで恋愛感情とか皆無な。俺も勝手に遊んでたし」
「ご、ご両親は?」
「まぁ、うちの親は残念がってたけど、別れてから事情を話したら納得してくれたよ」
「その…みちるさんは?」
「今はその当時付き合ってた奴と無事に結婚して子供もいる」
「そ、そうなの…」
「だから本当に亜里沙が気にする事は何もないよ。世間でも理由は明かしてないけど俺がバツイチってのは知られてる」
「なるほど」
「若かったし、結婚式も挙げてないし、本当一年だけ籍入れてたって感じ」
「なんか、すごいね」
「まぁ、俺も当時結婚にたいしてだいぶ軽視してたからな。というか、亜里沙に出会うまで」