本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
そう言って獅音の腕をブンブン揺さぶる。

「大丈夫大丈夫。俺手伝ってあげる」

ん?

「獅音ー、ほどほどになー」

とTOWA。

まさか…

「気絶すれば嫌でも寝れるだろ?」

あかーん。

「だ、大丈夫! 寝れる寝れる! あーなんだか急にネムタクナッテキタナー」

「後半棒読みじゃん」

雷がお腹を抱えて笑ってる。

そんなこんなで皆んなも交えて楽しんだところで、三人は帰って行った。

二人きりになると獅音は私の腰に手を回しキスをしてきた。

「可愛い」

んぐっ。
敵わん。

この甘い言葉と、甘い瞳に見つめられると勝手に心臓が速くなる。

そのまま腰に手を添えて部屋まで戻り、一緒にラグジュアリーなお風呂で今日の出来事を話しながらゆっくり身体をほぐした。
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