本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「歌ってよ」
急に獅音がどこからかギターを取り出した。
「え!? ここで!? 今!?」
「そ。俺たちって言ったらこれでしょ」
そして獅音はギターを弾き出した。
私はそれに合わせて歌う。
凄い。
この大自然に私の歌声が響いて…
撮影中だと言う事も忘れて熱唱してしまった。
「やっぱり亜里沙の歌声、いいよ」
「獅音のギターもやっぱりいい。鼓膜が痺れる」
そう言うと獅音はギターを片手に私を引き寄せキスをする。
その間にシャッターの音が聞こえてくるも、私はやっぱり受け入れてしまう。
カメラマンも大興奮でもっともっととはやし立てる。
だんだんと私たちもノリノリでそのリクエストに応えちゃったりして。
何やってんだか。