本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
発音も良いし、発声も完璧だ。

「あの子、上手くね?」

隣にいた涼太が俺の耳もとに話す。

「かなりな」

「やっぱり? お前が聞いてもそう?」

「ああ。もったいねぇ」

あんなんデビューしたら一気に人気に火がつくだろう。

ビジュアルといい、歌唱力といい、もはや異質だ。

身長はあまり高くないな。
と言っても160くらいか?

10㎝はある高いヒールを履いてる。

ちなみに俺は190。

綺麗なバストに、キュッと細くくびれたウエスト。
そして女性らしいカーブを描いてメリハリのあるボディライン。

パッチリとした目元は歌に合わせて表情を変える。

自分の魅せ方を良く理解している。

目を伏せてみたり、上目遣いをしたり。
時折り挑発的な顔をする。

こんなんプロじゃん。
プロでもここまで出来る奴は少ない。
< 47 / 307 >

この作品をシェア

pagetop