そら先輩は後輩を激愛中につき。
え...
今、私なんて言った....、?


「急に告白?笑」


先輩の口から告白という言葉が出て、私の口から出た言葉を理解する


恥ずかしい
そんなつもりじゃなかったのに..
ここから今すぐ逃げてしまいたいくらい、


真っ赤になった顔を覆い先輩を見れないようにして、自分が落ち着くまで待ってようとしてたのに


「可愛い顔が見れないよ?笑」

『きゃっ...』


そう言いながら私の顔を覆っていた手をのけて覗き込んでくる


ち、近いよ、、


「かわいーね?」


キラキラ笑顔と甘い声で、そんな言葉を言われてクラクラする頭


『せ、先輩っ!』

「じゃあね?また会えたらいーね、唐辛子ちゃん」


そんな言葉を残して、屋上から出ていってしまった


私の頬に当たる風はこれから始まる青春を告げているかのように、優しくそれでも強い風が吹き抜けて行った
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