初恋を君と 短編集
ーーー
大翔side。
今愛音たち、どこにいるかな………
俺は藍子に会いたいのもあるが、愛音に
祐馬情報として伝えたいことがあった。
「愛音の気持ちはどこに行ってる……?」
「…………」
藍子の声が誰もいないと思われる教室に響く。
気持ちはどこに行ってる?…ってもしかして祐馬が好きな気持ちが誰かに揺らいでるって
ことか?
だとしたら祐馬は…………
とりあえず愛音に話をした後、
藍子に全て話してもらおう。
俺らしくないけど優しさというものを
出してやろう。
ーーーー
「まぁ、大翔には……話してもいっか。」
藍子は何か言いたげに優しく笑った。
聞いていたこと、盗み聞きの謝罪をした。
そして藍子は少し間を空けて話し始めた。
「そんなことが………ってか男の幼なじみとかいたような気がする。」
「いや中学同じだから……知らなかったっけ」「覚えてねー」「ま、そんなもんよね」
それより、愛音の精神力がしんぱいだ。
意外と強そうに見えるけど、弱いからなー
愛音、安心して祐馬のところに来いよ。
祐馬絶対うれしいからなっ!
愛音side
私って何したいんだろう。
私もしかして祐馬くんじゃなくって……
蒼のこと好きなのかな。。
でも…………
「もう…どうすればっ……!」
私は誰もいない放課後の教室で、叫んだ。
「自分がしたいことすればいいんじゃないの?悩む必要なんてなくて前から答え決めてんじゃない。」
え。
私は机にうつ伏せでいた。
顔なんて見なくてもわかる。
この声は………
「ゆ、うまくん……」
私が名前を呼ぶと、彼は1回軽くため息をついて、私の所へズンズン歩いてくる。
「……」
私の所へ来たのに祐馬くんは、無言。
「………?」「…………帰らないの?」
?
私は教室にある時計を見た。
えっ!もう6時近いのっ……!?
「かかか、かえるっ!」「じゃあほら」
彼は手を私の方へ出す。
?……何この手……。
「え、えっと…」
すると祐馬くんは私の手を引いて
胸の方へ引き寄せた。
「……っえ…?」
「……立ち上がらないから……」
「……っ!あり、がとう」「…ん」
そうすると優しく彼は私の顔の上で微笑んだ
あーあ。
無理だ。私やっぱ
祐馬くんのことが好きだ。
どうしようもなく君が好きだ。
その優しさが笑顔が、
私をもっと好きにさせる。
少しでも蒼に揺らいだ自分が少し心配になった、けどもう大丈夫だ。
私は祐馬くん。彼しか私は見えてないみたいなんだ。
----大好きだよ祐馬くん-----
わたしは心の中で自信を持って言った。
蒼。ごめんなさい。
わたしやっぱ、祐馬くんしか見てないみたい
昔からずっと一緒だったけど、
私は蒼には染まらなかったみたい。
私は、再確認した。
大翔side。
今愛音たち、どこにいるかな………
俺は藍子に会いたいのもあるが、愛音に
祐馬情報として伝えたいことがあった。
「愛音の気持ちはどこに行ってる……?」
「…………」
藍子の声が誰もいないと思われる教室に響く。
気持ちはどこに行ってる?…ってもしかして祐馬が好きな気持ちが誰かに揺らいでるって
ことか?
だとしたら祐馬は…………
とりあえず愛音に話をした後、
藍子に全て話してもらおう。
俺らしくないけど優しさというものを
出してやろう。
ーーーー
「まぁ、大翔には……話してもいっか。」
藍子は何か言いたげに優しく笑った。
聞いていたこと、盗み聞きの謝罪をした。
そして藍子は少し間を空けて話し始めた。
「そんなことが………ってか男の幼なじみとかいたような気がする。」
「いや中学同じだから……知らなかったっけ」「覚えてねー」「ま、そんなもんよね」
それより、愛音の精神力がしんぱいだ。
意外と強そうに見えるけど、弱いからなー
愛音、安心して祐馬のところに来いよ。
祐馬絶対うれしいからなっ!
愛音side
私って何したいんだろう。
私もしかして祐馬くんじゃなくって……
蒼のこと好きなのかな。。
でも…………
「もう…どうすればっ……!」
私は誰もいない放課後の教室で、叫んだ。
「自分がしたいことすればいいんじゃないの?悩む必要なんてなくて前から答え決めてんじゃない。」
え。
私は机にうつ伏せでいた。
顔なんて見なくてもわかる。
この声は………
「ゆ、うまくん……」
私が名前を呼ぶと、彼は1回軽くため息をついて、私の所へズンズン歩いてくる。
「……」
私の所へ来たのに祐馬くんは、無言。
「………?」「…………帰らないの?」
?
私は教室にある時計を見た。
えっ!もう6時近いのっ……!?
「かかか、かえるっ!」「じゃあほら」
彼は手を私の方へ出す。
?……何この手……。
「え、えっと…」
すると祐馬くんは私の手を引いて
胸の方へ引き寄せた。
「……っえ…?」
「……立ち上がらないから……」
「……っ!あり、がとう」「…ん」
そうすると優しく彼は私の顔の上で微笑んだ
あーあ。
無理だ。私やっぱ
祐馬くんのことが好きだ。
どうしようもなく君が好きだ。
その優しさが笑顔が、
私をもっと好きにさせる。
少しでも蒼に揺らいだ自分が少し心配になった、けどもう大丈夫だ。
私は祐馬くん。彼しか私は見えてないみたいなんだ。
----大好きだよ祐馬くん-----
わたしは心の中で自信を持って言った。
蒼。ごめんなさい。
わたしやっぱ、祐馬くんしか見てないみたい
昔からずっと一緒だったけど、
私は蒼には染まらなかったみたい。
私は、再確認した。