初恋を君と 短編集
「で?いつ言うの?」


「もうできるならすぐ……しちゃいたい。」

「そっか……私はずっと有栖の味方だけど
あいつが、有栖のことどう思ってるか、
別れるまえに考えときなよ?」


先程の真剣な表情に変わり、ニコッと笑いかける真希。

ちょっとこわ……というのは隠しておいてと


「そろそろいこ?ご飯食べ終わっちゃったし…、、次の英語テストの練習でもしない?」

「えー?次テストだっけー?面倒くさー」

「頑張ろーね真希。」「有栖に言われたなら仕方がないわぁ……」


食べたお弁当を片付けて、教室に向かった。


☆☆☆


「きゃーーー!!!」

多量女の子達の黄色い叫び声が聞こえる。

これはもしかして……、

「「「「「溯間様ぁぁぁ!!!!」」」」」

祐也くんだ。複数の女の子の声が、
廊下に響く。

祐也くんには、依存タイプのファンが多く、
私も元その1人。

わたしはファンクラブに入っていないのだけれど。

「お、彼氏じゃん?」「うん……今やっと元気取り戻したのに……」

「おいおーい。さすがにあいつの前では言うなよー傷つくから……多分!!」

多分なんてぇ……意味ないし……


「あれ?アリスじゃん!」

はぁ……うるさいひときたー……

シュウゴ
「柊吾くん……。。何?」「冷たーアリス」

柊吾は、祐也くんの友達。だけど私たちが付き合っていることを知らない。

ちなみに、裕也くんに並ぶハイスペック男子だ。

私は祐也くん以外キョーミないけど。

「アリス最近げんきねーぞ?」

私のほっぺをムニムニしてくる。


彼がこんなにも絡んでくる理由は、前委員会で仲良くなったってだけ。

その時も、祐也くんとは付き合っていたんだけどね。。

「うるひゃいなぁ……」(うるさいな)

「ほら笑えよー。アリスらしくないよ」

真希「は?お前が有栖の何を知ってるって言うのよっ!!!」

なんか戦いはじまってる?

まぁ、いいや……めんどくさいもん。


< 27 / 57 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop