初恋を君と 短編集
☆☆☆

「今年の夏すっごい楽しみだなぁ……」

「うん。楽しみ。」


好きな人といられる夏なんて初めてだもんっ

「有栖」「…?どうしたの!」

「心配させて……ごめん。」

「……!」

「これからは心配させないようにするから…
俺の事捨てないで…一緒にいて。」

「……うん、…うんっ。ずっといっしょに
いるよ……」


「ふふ、かわいー」


素直になった祐也くんの方がかわ…

密かに裕也くんが、ニヤリと笑った。。

チュッ

重ねられた唇の体温。

目に映ったいたずらっ子みたいな顔。

「……〜〜〜〜っ!!!???」


「ふふ、世界で1番愛してる。
これからも、ずっと一緒にいてね?」

私の


胸が苦しくて、痛くて


でも


それ以上に好きが勝っちゃうの。




わたしは彼が言う言葉に、こくりと頷いた。


「うんっ!!!」



END
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