そばにいてくれるなら
「開けても良い?」
「どうぞ」
「…ノート?」
「中身、見てみて下さい」
言われるがまま
その中身を見たらいさんは
目をぱちくりとさせた後
また、小さく微笑んだ
「かわいいね」
「そう。すごくかわいいんです」
らいさんの言葉に激しく同意する
「りつの家の子?」
「いえ、速水さんのバイト先の
隣の雑貨屋さんの子です」
「ああ、あの猫…
そう。お母さん猫になったんだ」
どうやら
親猫の事は知っているようで
らいさんは優しい声で、呟いた
らいさんに渡したのは
手作りのアルバム
子猫や犬、小鳥など
かわいい生き物の姿をおさめた写真を
たくさん詰め込んだ
筆頭は、雑貨屋さんの子猫達
前に約束していたとおり
速水さんに話を通して貰って
一緒に子猫を見せてもらった
他にも
速水さんが働いている
あの近辺のお店の看板犬や
そこを縄張りにしてる野良猫だったり
かわいいなって思った子達を
ひたすら撮りまくって
とても、魅力的なアルバムが完成した
「喜んで貰えましたか?」
「うん」
「良かった」
満足気に笑えば
すっと、らいさんの手が伸びてきて
「ありがとう」
優しく頭を撫でられる
「…」
頭を撫でられるなんて
速水さんにもしょっちゅうされる
でも
速水さんと違って
らいさんにされると
なんだか、気恥ずかしくなってくる
だけど
依然として、口元を緩めて
どことなく嬉しそうな
そんな、らいさんを見たら
そんな気持ちは吹き飛んでいった
「どうぞ」
「…ノート?」
「中身、見てみて下さい」
言われるがまま
その中身を見たらいさんは
目をぱちくりとさせた後
また、小さく微笑んだ
「かわいいね」
「そう。すごくかわいいんです」
らいさんの言葉に激しく同意する
「りつの家の子?」
「いえ、速水さんのバイト先の
隣の雑貨屋さんの子です」
「ああ、あの猫…
そう。お母さん猫になったんだ」
どうやら
親猫の事は知っているようで
らいさんは優しい声で、呟いた
らいさんに渡したのは
手作りのアルバム
子猫や犬、小鳥など
かわいい生き物の姿をおさめた写真を
たくさん詰め込んだ
筆頭は、雑貨屋さんの子猫達
前に約束していたとおり
速水さんに話を通して貰って
一緒に子猫を見せてもらった
他にも
速水さんが働いている
あの近辺のお店の看板犬や
そこを縄張りにしてる野良猫だったり
かわいいなって思った子達を
ひたすら撮りまくって
とても、魅力的なアルバムが完成した
「喜んで貰えましたか?」
「うん」
「良かった」
満足気に笑えば
すっと、らいさんの手が伸びてきて
「ありがとう」
優しく頭を撫でられる
「…」
頭を撫でられるなんて
速水さんにもしょっちゅうされる
でも
速水さんと違って
らいさんにされると
なんだか、気恥ずかしくなってくる
だけど
依然として、口元を緩めて
どことなく嬉しそうな
そんな、らいさんを見たら
そんな気持ちは吹き飛んでいった