そばにいてくれるなら
「嘘だって思ってないです」
「…」
「らいさんは、嘘つくような人じゃないから
……ただ、混乱しただけなんです」
るいさんに言ったように
同じ言葉をらいさんに向ける
らいさんは、無表情で
ただ、じっと私を見つめてる
「……でも
らいさんに、嫌な思いさせてしまったから…」
気持ちを言葉にしようと
すればするほど、うまく伝えられなくて
もどかしくて、涙が出そうになる
「………傷付けて、いたら……
……ごめんなさい……」
ここで、泣くのは
涙を見せるのは、筋違いだと
うつむいて、顔を隠すものの
堪えられなくて
ぽたぽたと、涙が
握った手の上に落ちていく
「…」
声を押し殺して、小さく泣く私に
伸びてきた大きな手
「……りつみたいな子、初めて会った」
ぽつりと、驚いたように言いながら
「俺の事を気にして、泣いてくれる子
初めて会った」
頬に触れた手が
そっと、私の顔を持ち上げる
泣き顔を、じっと見つめるらいさん
それから
「……ありがとう」
小さく微笑んで、嬉しそうに
「傷付いてないから、大丈夫」
優しく、私に言葉を向ける、らいさん
「……ほん、とう?」
「本当。りつの言葉も疑ってない」
「…」
「だから、泣かないで」
らいさんの表情と言葉に安心して、涙腺が緩む
困ったように笑いながら
らいさんは私の頭を撫でた
「…」
「らいさんは、嘘つくような人じゃないから
……ただ、混乱しただけなんです」
るいさんに言ったように
同じ言葉をらいさんに向ける
らいさんは、無表情で
ただ、じっと私を見つめてる
「……でも
らいさんに、嫌な思いさせてしまったから…」
気持ちを言葉にしようと
すればするほど、うまく伝えられなくて
もどかしくて、涙が出そうになる
「………傷付けて、いたら……
……ごめんなさい……」
ここで、泣くのは
涙を見せるのは、筋違いだと
うつむいて、顔を隠すものの
堪えられなくて
ぽたぽたと、涙が
握った手の上に落ちていく
「…」
声を押し殺して、小さく泣く私に
伸びてきた大きな手
「……りつみたいな子、初めて会った」
ぽつりと、驚いたように言いながら
「俺の事を気にして、泣いてくれる子
初めて会った」
頬に触れた手が
そっと、私の顔を持ち上げる
泣き顔を、じっと見つめるらいさん
それから
「……ありがとう」
小さく微笑んで、嬉しそうに
「傷付いてないから、大丈夫」
優しく、私に言葉を向ける、らいさん
「……ほん、とう?」
「本当。りつの言葉も疑ってない」
「…」
「だから、泣かないで」
らいさんの表情と言葉に安心して、涙腺が緩む
困ったように笑いながら
らいさんは私の頭を撫でた