そばにいてくれるなら
「……りつも、強いと思う」
「え?」
眩しいものを見るかのように
らいさんは、私を見て呟いた
「片割れを失くす苦しさや辛さは
誰よりも解るつもり」
「だけど、俺は特殊で
他の人には認識できなくても
俺には見えるから、聞こえるから、話せるから」
「肉体がなくなっても
るいはそこにいたから
そこにいてくれたから」
「ひとりじゃなかったから
だから、俺は大丈夫だった」
「でも、りつはそうじゃない」
「真っ暗闇の中を、ずっと
ひとりでさ迷ってる感覚だったと思う
今も、そうかもしれない」
「それでも、必死に
前を向いて歩いて
頑張って、光を見つけようと
生きようと、あがいて」
「その場にうずくまってしまっても
何度も何度も、立ち上がって」
「傷だらけでも
たくさん泣いて、苦しんでいても」
「辛くても、今、「ここ」を生きてる」
「強いと思う」
「え?」
眩しいものを見るかのように
らいさんは、私を見て呟いた
「片割れを失くす苦しさや辛さは
誰よりも解るつもり」
「だけど、俺は特殊で
他の人には認識できなくても
俺には見えるから、聞こえるから、話せるから」
「肉体がなくなっても
るいはそこにいたから
そこにいてくれたから」
「ひとりじゃなかったから
だから、俺は大丈夫だった」
「でも、りつはそうじゃない」
「真っ暗闇の中を、ずっと
ひとりでさ迷ってる感覚だったと思う
今も、そうかもしれない」
「それでも、必死に
前を向いて歩いて
頑張って、光を見つけようと
生きようと、あがいて」
「その場にうずくまってしまっても
何度も何度も、立ち上がって」
「傷だらけでも
たくさん泣いて、苦しんでいても」
「辛くても、今、「ここ」を生きてる」
「強いと思う」