不思議少女と美青年
私は、学校からの帰りに友人の朝美（あさみ）とその話をしていた。
朝「その山ってそこらしいよ？」
千「え？そこって？」
驚いて聞き返してしまった。朝美が指差すのは横にそびえ立つ山。
こんな間近に噂の山があるとは思えない。
千「それのこと？そんな嘘信じるわけないじゃん笑」
朝「バレたか笑どこの山かわかってないらしいね。」
そう、どこの山かわからない、なのになぜか100年に一度が今年とそれだけがわかっているのだ。
その山はなぜか噂にはなるがどこの山かわかっていなく、私たちが住む京都だという話もあれば東北だという話も九州だという話もある。そもそもその噂の山自体存在するかもわからないのだ。

ただ本当に神隠しにあったらどこに行ってしまうのだろうか？
その疑問だけを残し、家に着く。
家と言っても施設だ。赤ん坊の時に施設の前に置いて行かれたらしい。まぁ、そんなことはどうでもいい。
それよりもさっきの話が気になって仕方がない。スマホで調べると、やっぱりそれについての沢山の噂話が広がっている。
夢中になり、調べていると、興味本位で数々の神社が取り上げられていた。その中に今日朝美が指差した山の神社もあった。なぜかその話が心を揺さぶる。
いつの間にか調べているうちに寝落ちしてしまっていて、夜中に息苦しさで目が覚めた。
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