〜Midnight Eden〜 episode5.【雪華】
『前作の早河シリーズ主人公の早河仁がもしも光を手にしなければ、if世界のもうひとりの早河仁』をイメージして創造したキャラクターがミドエンシリーズ主人公の美夜です。
早河シリーズでは〈どんな理由があっても人を殺してはいけない〉をメッセージに込めていたのに対し、ミドエンシリーズでは〈殺してくれてありがとう〉が主軸になっています。
早河シリーズで提唱した考えを後継シリーズで覆しています。
自分で生み出した早河シリーズがたまにキラキラ過ぎて眩しくなる時があって、そんな状態の私はミドエンシリーズが居心地良くなっているんです。
人は誰でも光と闇、表と裏がある。本当に裏表のない人間はいません。
生ぬるい綺麗事では生きていけないと思っている時は、ミドエンシリーズに居ると自分の裏側を赦《ゆる》される気がします。
早河シリーズも含めるとかなりの数のキャラクターを産み出してきましたが、美夜が一番、私と性質が近いキャラクターですね。
早河シリーズから今回来てくれたスペシャルゲストは犯罪組織カオスから、キングの貴嶋さんが登場です。
時間軸は早河シリーズ【完結編 魔術師】の後ですから、あの完結編を経たキングです。
久々にキングが書けて楽しかったです。キングの掌《てのひら》で右往左往する九条くんが可愛い。
まさかのキングがジョーカーの名付け親にしてジョーカーを誕生させた産みの親。
キングとジョーカー(愁)の関わりの伏線は前作、早河シリーズ【第一幕 影法師】エピローグにこっそりひっそりと。かなり長い時間をかけての【影法師 エピローグ】の伏線回収でした。笑
そして実直な日浦が語る彼の〈ボス〉も早河シリーズの登場人物ですね。
美夜や愁とは直接的には関わりがないけれど、Act3でその片鱗《へんりん》を露にしたBストーリー的な位置付けの月曜日の切り裂きジャック事件。
月曜日の切り裂きジャックは早河シリーズ完結編収録のスピンオフ【episode2.父親奮闘記】でも月曜日の切り裂きジャック事件をニュースで報じる場面があります。
このスピンオフは早河シリーズの主人公、早河と彼の娘が主役。
月曜日の切り裂きジャック事件の裏側で起きた東中野小学校飼育動物殺傷事件を早河が解決します。早河シリーズ最後のエピソード、早河最後の事件です。
作者のくせに、最後のページの早河と娘のやりとりの場面を読み返すといつもホロリと泣いてしまう……。
早河シリーズとは違って読み手を選ぶ物語となったミドエンシリーズ。
ハッピーエンドや読後が爽快な物語を好まれる方には合わないシリーズだと自覚しています。どちらかと言うとイヤミス(読後にイヤな気持ちになるミステリーを指す)傾向ですね。
案外、自分の作品の良さや面白みは自分ではわからないことが多いです。自分が産み出した作品への100%の客観視は無理ですからね。
私が「面白い、楽しい」と感じる展開が、誰にとっても「面白い、楽しい」展開となるとは限りません。
ですから、少しでも読者の方の訪れの痕跡が見えた時は「面白い、楽しいと思ってもらえてる……のかな?」と、こちらとしてもホッとひと安心しておりました。
ベリカフェ読者さんは、連載を追うよりは完結後に一気読みされる傾向の読者さんが多い印象でした。
本棚登録やいいねの♡も増えると、作者のモチベーションが上がりますね(◍•ᴗ•◍)
そしてミドエンシリーズ最後の作品に九条くんを主人公としたスピンオフがあります。
〜Midnight Eden Sequel〜【Blue Hour】
時間軸は雪華から3年後。悩み、もがきながらも刑事を続ける九条くんの物語です。
スピンオフでも、もちろん殺人事件は起こります。最初から最後までけっこうアレがアレな話です。
ほっこりほのぼのストーリーではありません。まさかの九条くんの○○シーンがあるかも……?
体調が優れない時やお食事中に読むのは止めた方が良いかもですが、隣に美夜がいない3年後の九条くんが気になる方は、ぜひお立ち寄りくださいませ。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました✧
早河シリーズでは〈どんな理由があっても人を殺してはいけない〉をメッセージに込めていたのに対し、ミドエンシリーズでは〈殺してくれてありがとう〉が主軸になっています。
早河シリーズで提唱した考えを後継シリーズで覆しています。
自分で生み出した早河シリーズがたまにキラキラ過ぎて眩しくなる時があって、そんな状態の私はミドエンシリーズが居心地良くなっているんです。
人は誰でも光と闇、表と裏がある。本当に裏表のない人間はいません。
生ぬるい綺麗事では生きていけないと思っている時は、ミドエンシリーズに居ると自分の裏側を赦《ゆる》される気がします。
早河シリーズも含めるとかなりの数のキャラクターを産み出してきましたが、美夜が一番、私と性質が近いキャラクターですね。
早河シリーズから今回来てくれたスペシャルゲストは犯罪組織カオスから、キングの貴嶋さんが登場です。
時間軸は早河シリーズ【完結編 魔術師】の後ですから、あの完結編を経たキングです。
久々にキングが書けて楽しかったです。キングの掌《てのひら》で右往左往する九条くんが可愛い。
まさかのキングがジョーカーの名付け親にしてジョーカーを誕生させた産みの親。
キングとジョーカー(愁)の関わりの伏線は前作、早河シリーズ【第一幕 影法師】エピローグにこっそりひっそりと。かなり長い時間をかけての【影法師 エピローグ】の伏線回収でした。笑
そして実直な日浦が語る彼の〈ボス〉も早河シリーズの登場人物ですね。
美夜や愁とは直接的には関わりがないけれど、Act3でその片鱗《へんりん》を露にしたBストーリー的な位置付けの月曜日の切り裂きジャック事件。
月曜日の切り裂きジャックは早河シリーズ完結編収録のスピンオフ【episode2.父親奮闘記】でも月曜日の切り裂きジャック事件をニュースで報じる場面があります。
このスピンオフは早河シリーズの主人公、早河と彼の娘が主役。
月曜日の切り裂きジャック事件の裏側で起きた東中野小学校飼育動物殺傷事件を早河が解決します。早河シリーズ最後のエピソード、早河最後の事件です。
作者のくせに、最後のページの早河と娘のやりとりの場面を読み返すといつもホロリと泣いてしまう……。
早河シリーズとは違って読み手を選ぶ物語となったミドエンシリーズ。
ハッピーエンドや読後が爽快な物語を好まれる方には合わないシリーズだと自覚しています。どちらかと言うとイヤミス(読後にイヤな気持ちになるミステリーを指す)傾向ですね。
案外、自分の作品の良さや面白みは自分ではわからないことが多いです。自分が産み出した作品への100%の客観視は無理ですからね。
私が「面白い、楽しい」と感じる展開が、誰にとっても「面白い、楽しい」展開となるとは限りません。
ですから、少しでも読者の方の訪れの痕跡が見えた時は「面白い、楽しいと思ってもらえてる……のかな?」と、こちらとしてもホッとひと安心しておりました。
ベリカフェ読者さんは、連載を追うよりは完結後に一気読みされる傾向の読者さんが多い印象でした。
本棚登録やいいねの♡も増えると、作者のモチベーションが上がりますね(◍•ᴗ•◍)
そしてミドエンシリーズ最後の作品に九条くんを主人公としたスピンオフがあります。
〜Midnight Eden Sequel〜【Blue Hour】
時間軸は雪華から3年後。悩み、もがきながらも刑事を続ける九条くんの物語です。
スピンオフでも、もちろん殺人事件は起こります。最初から最後までけっこうアレがアレな話です。
ほっこりほのぼのストーリーではありません。まさかの九条くんの○○シーンがあるかも……?
体調が優れない時やお食事中に読むのは止めた方が良いかもですが、隣に美夜がいない3年後の九条くんが気になる方は、ぜひお立ち寄りくださいませ。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました✧