冷徹御曹司の旦那様が、「君のためなら死ねる」と言い出しました
「どうやってお風呂に入ろう……」
テーピングしたばかりだから外したくないし、足を濡らさずに入るにはどうしたらいいものか。ビニール袋に片足を入れて、シャワーを浴びるだけならいけるかな。
バスルームの前でひとり考えていると、桐人さんがやってきてすべて察したらしく声をかけてくる。
「足を気にしながら身体洗うのも大変だろ。手伝おうか?」
「だっ、大丈夫です! なんとかします!」
至極真面目な調子で言う彼は下心を感じさせないけれど、まったくないわけではないだろう。なにより身体を重ねる前に一緒にお風呂に入るのはハードルが高すぎるので、もちろん遠慮した。
やっぱりビニール袋でなんとかしようと決めた時、彼の両手が背後から腰にするりと回され、背中がすっぽり覆われる。この温かさは、安心できるのにドキドキする。
「今夜、君の全部を俺のものにしたかった。足がよくなるまでおあずけだな」
甘く切ない声で囁いた唇で耳にキスをされ、なぜかお腹の奥のほうが疼くような感覚を覚えた。彼のものになるその時を想像して、理性が崩れそうになる。
テーピングしたばかりだから外したくないし、足を濡らさずに入るにはどうしたらいいものか。ビニール袋に片足を入れて、シャワーを浴びるだけならいけるかな。
バスルームの前でひとり考えていると、桐人さんがやってきてすべて察したらしく声をかけてくる。
「足を気にしながら身体洗うのも大変だろ。手伝おうか?」
「だっ、大丈夫です! なんとかします!」
至極真面目な調子で言う彼は下心を感じさせないけれど、まったくないわけではないだろう。なにより身体を重ねる前に一緒にお風呂に入るのはハードルが高すぎるので、もちろん遠慮した。
やっぱりビニール袋でなんとかしようと決めた時、彼の両手が背後から腰にするりと回され、背中がすっぽり覆われる。この温かさは、安心できるのにドキドキする。
「今夜、君の全部を俺のものにしたかった。足がよくなるまでおあずけだな」
甘く切ない声で囁いた唇で耳にキスをされ、なぜかお腹の奥のほうが疼くような感覚を覚えた。彼のものになるその時を想像して、理性が崩れそうになる。