冷徹御曹司の旦那様が、「君のためなら死ねる」と言い出しました
さらには、明らかに桐人さんと出会う前の、パーフェクト・マネジメントのレセプションでの写真なんかもある。さすがにギョッとして、声をあげずにはいられない。
「しかもこれ、出会う前のじゃないですか!? なんでこんなの持って……」
「愛する人のことは全部知りたいと思うのが人の性だろう」
「そーいうことではなく!」
腕組みをしてさも当然のごとく言う彼に、思わずツッコんだ。
え、ちょっと待って……。いくら好きな相手でも、こんなに写真をコレクションする人って珍しいよね? 隠し撮りしているし。
まさか、桐人さんの本性って……。
ごくりと唾を飲んでアルバムと桐人さんを交互に見ていると、彼は引き出しを開けてメモに手を伸ばし、うっとりとした笑みを浮かべる。
「秋華があまりにも可愛いから、味気ない画像じゃなく写真に収めておきたくなってね。君が書いたメモもすべて残している。本音を言えば、君がくれたコーヒーの空き缶すら捨てたくないくらいなんだが」
「それは捨ててくださいっ!」
間髪を容れずに言うも、彼はクスッと笑うだけ。そしてアルバムを指差し、「これは盗撮には当たらないし、隠れて撮ったわけでもないから安心して」と補足した。
「しかもこれ、出会う前のじゃないですか!? なんでこんなの持って……」
「愛する人のことは全部知りたいと思うのが人の性だろう」
「そーいうことではなく!」
腕組みをしてさも当然のごとく言う彼に、思わずツッコんだ。
え、ちょっと待って……。いくら好きな相手でも、こんなに写真をコレクションする人って珍しいよね? 隠し撮りしているし。
まさか、桐人さんの本性って……。
ごくりと唾を飲んでアルバムと桐人さんを交互に見ていると、彼は引き出しを開けてメモに手を伸ばし、うっとりとした笑みを浮かべる。
「秋華があまりにも可愛いから、味気ない画像じゃなく写真に収めておきたくなってね。君が書いたメモもすべて残している。本音を言えば、君がくれたコーヒーの空き缶すら捨てたくないくらいなんだが」
「それは捨ててくださいっ!」
間髪を容れずに言うも、彼はクスッと笑うだけ。そしてアルバムを指差し、「これは盗撮には当たらないし、隠れて撮ったわけでもないから安心して」と補足した。