吸って吐いて息が詰まって
それは確かに美しく
「それでは転校生を紹介する。入ってきなさい」
低音がよく響く男性教師が担任の2ーB。ここが私の新しいクラス。
今時こんな感じで自己紹介って言うより、そっと教室に入っておいて「転校生の𓏸𓏸さんです。」が主流だと思っていたが、入るとこから先生の指示とは流石学園と呼ばれるだけあって規律を重んじているようだった。
入るとこ不良校と聞いて身構えた印象より遥かに柔らかい雰囲気だった。
佐渡ヶ島はなんか胡散臭いし冗談だったのかな。
...あんまり冗談が目立つとおじいちゃんに言ってやろうかな。あはは
「神南里 八重 よ 。 よろしくね」
一応不良が多いというのが本当だった場合ナメられたら終わりなので口調は全て『神南里』として振る舞う。軽く名前を言って礼をするとクラスメイトの拍手があったので少し照れながら着席をした。馴染めるといいけど。
朝のチャイムがなり終わると転校生に興味があるのかソワソワしていた。そんなに視線が入ると痛いなぁ...
「ね、ねぇ!」
1人女の子が話しかけてきた。
「神南里ってあの、神南里組の、?」
「え、あ、え、えぇそうよ、?」
どう返すのが正解なのこれびっくりした。嘘でしょ何その話題まじか。すげぇな今どきの女の子。裏社会を知ってるって何事かしら…。
流石、不良が多いだけあってそのような揉め事もざらじゃないのか。中々嫌なところに来てしまったな。
そしてその子を引き金に次々とクラスメイトから質問が飛び交い始めた。令和の聖徳太子になればいいのかな??
そんなに中密かに違う視線を感じだ。伊達に昔から祖父母の家に来るとお嬢やってるだけあって視線には敏感になったのだ。何だこの異様な視線。試されてる感覚の変な視線だ。
「はいはーいストップー」
質問攻めと視線の怖さにどうしようかと思っていると急にドアがスパーンッと開き朗らかな声が聞こえてきた。否。どっちかと言うと胡散臭い感じ。
「...佐渡ヶ島じゃないの。」
青の綺麗な髪をサラリと言わせ入ってきた。ボソリと不満げに私が呟くのをクラスメイトは気づかなかったが佐渡ヶ島は気付いたようだ。何故だ。
出会ってまだ2日目なのに何故か馬が合わない気がして険悪だ。主に私が一方的に。
すると後ろから急に
「佐渡ヶ島。」
と10交換ある低温が聞こえた。
「何か用でもあるのか?」
とこれはこれはまた綺麗な黒髪をした如何にも喧嘩をしてそうな男子が続けて話していた。やっぱ不良校なのか、?
「あぁ、ごめん今日はそっちに用があってさ」
と私を指さした。わたし?何かあったのだろうか?
でもそれは言わない。『神南里』が言うなら
「あら。私をそっち呼ばわりした?」
こう返すのが神南里、裏のやつだ。理不尽でも何でもやるのだ。
「これは失礼。」
にこりと笑うこいつは本当に信用に足らねぇ。
「...おい、手前。佐渡ヶ島に敬語を使わせるなんてどういう事だ?」
...は?言ってる意味が分からない。クラス中もザワザワと噂話かのように此方を指さして話し出す。いい度胸じゃないの。だから『神南里』の人間だってば。どういうこと?
「私の護衛。」
指を指された仕返しにでも指をさして佐渡ヶ島を紹介する、端的にそして気高く振る舞う返しをした。この黒髪ナメられたら終わりだと本能的に察した。
「...は、?」
絶句している彼を見てにこにこしてる性格が死にかけの佐渡ヶ島。地獄絵図みたいな風景だ。
流石不良学園!先生方がいないと全員ガン飛ばしてくるのね!!
低音がよく響く男性教師が担任の2ーB。ここが私の新しいクラス。
今時こんな感じで自己紹介って言うより、そっと教室に入っておいて「転校生の𓏸𓏸さんです。」が主流だと思っていたが、入るとこから先生の指示とは流石学園と呼ばれるだけあって規律を重んじているようだった。
入るとこ不良校と聞いて身構えた印象より遥かに柔らかい雰囲気だった。
佐渡ヶ島はなんか胡散臭いし冗談だったのかな。
...あんまり冗談が目立つとおじいちゃんに言ってやろうかな。あはは
「神南里 八重 よ 。 よろしくね」
一応不良が多いというのが本当だった場合ナメられたら終わりなので口調は全て『神南里』として振る舞う。軽く名前を言って礼をするとクラスメイトの拍手があったので少し照れながら着席をした。馴染めるといいけど。
朝のチャイムがなり終わると転校生に興味があるのかソワソワしていた。そんなに視線が入ると痛いなぁ...
「ね、ねぇ!」
1人女の子が話しかけてきた。
「神南里ってあの、神南里組の、?」
「え、あ、え、えぇそうよ、?」
どう返すのが正解なのこれびっくりした。嘘でしょ何その話題まじか。すげぇな今どきの女の子。裏社会を知ってるって何事かしら…。
流石、不良が多いだけあってそのような揉め事もざらじゃないのか。中々嫌なところに来てしまったな。
そしてその子を引き金に次々とクラスメイトから質問が飛び交い始めた。令和の聖徳太子になればいいのかな??
そんなに中密かに違う視線を感じだ。伊達に昔から祖父母の家に来るとお嬢やってるだけあって視線には敏感になったのだ。何だこの異様な視線。試されてる感覚の変な視線だ。
「はいはーいストップー」
質問攻めと視線の怖さにどうしようかと思っていると急にドアがスパーンッと開き朗らかな声が聞こえてきた。否。どっちかと言うと胡散臭い感じ。
「...佐渡ヶ島じゃないの。」
青の綺麗な髪をサラリと言わせ入ってきた。ボソリと不満げに私が呟くのをクラスメイトは気づかなかったが佐渡ヶ島は気付いたようだ。何故だ。
出会ってまだ2日目なのに何故か馬が合わない気がして険悪だ。主に私が一方的に。
すると後ろから急に
「佐渡ヶ島。」
と10交換ある低温が聞こえた。
「何か用でもあるのか?」
とこれはこれはまた綺麗な黒髪をした如何にも喧嘩をしてそうな男子が続けて話していた。やっぱ不良校なのか、?
「あぁ、ごめん今日はそっちに用があってさ」
と私を指さした。わたし?何かあったのだろうか?
でもそれは言わない。『神南里』が言うなら
「あら。私をそっち呼ばわりした?」
こう返すのが神南里、裏のやつだ。理不尽でも何でもやるのだ。
「これは失礼。」
にこりと笑うこいつは本当に信用に足らねぇ。
「...おい、手前。佐渡ヶ島に敬語を使わせるなんてどういう事だ?」
...は?言ってる意味が分からない。クラス中もザワザワと噂話かのように此方を指さして話し出す。いい度胸じゃないの。だから『神南里』の人間だってば。どういうこと?
「私の護衛。」
指を指された仕返しにでも指をさして佐渡ヶ島を紹介する、端的にそして気高く振る舞う返しをした。この黒髪ナメられたら終わりだと本能的に察した。
「...は、?」
絶句している彼を見てにこにこしてる性格が死にかけの佐渡ヶ島。地獄絵図みたいな風景だ。
流石不良学園!先生方がいないと全員ガン飛ばしてくるのね!!