王子様のないしょ話 ~僕は初恋の彼女を溺愛する
王子様、恋をする
それ以来、頭の中が彼女のことで一杯になった。
そして何故か、感情の波が大きく揺らぐようになり、上機嫌になったかと思うと、怒りっぽくなったり、落ち込んだり、我ながら忙しい。
両親はそんな僕を見て、首を傾げるだけだったが、さすがにいつも一緒にいるじいは、理由に気付いた。
「王子様、先日のパレードの日、シンデレラを見つけられましたね?」
「すごい!じい、どうしてわかったんだ?」
「王子様が、恋をされていますから」
「……こ、い?」
「はい」
にっこりと笑うじいは、すごく嬉しそう。
そして何故か、感情の波が大きく揺らぐようになり、上機嫌になったかと思うと、怒りっぽくなったり、落ち込んだり、我ながら忙しい。
両親はそんな僕を見て、首を傾げるだけだったが、さすがにいつも一緒にいるじいは、理由に気付いた。
「王子様、先日のパレードの日、シンデレラを見つけられましたね?」
「すごい!じい、どうしてわかったんだ?」
「王子様が、恋をされていますから」
「……こ、い?」
「はい」
にっこりと笑うじいは、すごく嬉しそう。